げんろんのじゆう

人生は与えられたカードでの真剣勝負

読書録 20/12・21/1

12月は1冊、1月は2冊読みました。

 

長編としても話があったまってきたところ。正直色恋はどうでもいいんだけど、主人公たちの結びつきの曖昧さや不安定さみたいなものが薄まってきたのは良いことです。ブラックジャックの話とか、よくそんな知識持ってるな…そしてそれを上手くストーリーに仕立てられるな…と感心しました。

ブックオフで買ったのここまでなので続刊をまた買わねば。

 

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

 

貼ったAmazonのやつは文庫の上巻になってるけど読んだのは上下分かれてないハードカバー。発売当初父親がめっちゃおすすめしてたけどタイミングなく読めず今更に。

ピアノコンクールの勝負を通した群像劇。音楽の知識なくても面白いし、描写も主題の回収も綺麗で、恩田陸は割と暗めの話のイメージが強かったけどそりゃ実力あるからちゃんとした王道も書けるんだよな…と思わされます。複数主人公の群像劇&勝負ものという点で『DIVE!!』に似てる印象を受けました。

 

いつかの人質 (角川文庫)

いつかの人質 (角川文庫)

  • 作者:芦沢 央
  • 発売日: 2018/02/24
  • メディア: 文庫
 

過去の誘拐事件が発端で事件が起き、色々な悲劇を生んで…という話。全体的にネジ1本外れてるタイプの登場人物が多くて、読んでて常に不穏さがつきまとう。不快と感じるかスリルと感じるかは人それぞれかなと思うけど、手軽に読める作品ではあると思います。

 

 

2020年は映画がマイブーム化してたのがさらに加速し、12月と1月はそれぞれ20本以上観たので全然本読めず。

最近は怠惰というか、仕事に疲れてるという訳でもないと思うけど、本読んだりゲームしたり能動的にする趣味ができなくなりつつあります。これ目下の悩み。

上記の3冊は帰省中の新幹線内と実家でゴロゴロしてる時に読んだもので、当たり前だけど環境によるのかなーとも。以前京都で行ったカフェ「月と六ペンス」は私語ゼロで客が全員黙々と本読んでる環境でめちゃくちゃ読書が捗ったので、ああいう場所が近くにも欲しいところです。実はあったりするのか?