げんろんのじゆう

人生は与えられたカードでの真剣勝負

読書録 19/12

12月は3冊読みました。

 

我らが隣人の犯罪 (文春文庫)

我らが隣人の犯罪 (文春文庫)

 

日常の謎寄りのミステリー短編集。どの話もちょっとずつ毛色違うのに何かわくわくしてくるし、読みやすさとクオリティが同居してて、さすが宮部みゆき先生… ってなった。あとタイトルも良いですね。久しぶりに読んだからかもしれないけど、そりゃ重めのミステリーも時代小説もブレイブ・ストーリーも書ける人だもんな。強い訳だわ。

サボテンの話は中学受験の時の問題か何かで読んだことあって、フルで読むとこんなだったんだな!と懐かしさもありました。

 

キケン (新潮文庫)

キケン (新潮文庫)

  • 作者:有川 浩
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/06/26
  • メディア: 文庫
 

大学青春?モノ。コメディ色のが強いけど。アニメのノベライズかと思う文や台詞回しで、読んでて恥ずかしくなるけど(悪い意味ではない)そこそこ面白かったです。

有川浩のよく書くラノベor少女漫画とエンタメ小説の境目みたいな作品って好みではないんだけど、たまに糖分欲しくなる時もあるんだよな〜という感じ。

 

失はれる物語 (角川文庫)

失はれる物語 (角川文庫)

  • 作者:乙一
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/06/24
  • メディア: 文庫
 

どの作品も「淡い」か「儚い」、一括りに言うなら「切ない」という言葉が当てはまるような短編集。バッドエンドとはまた違う味わい。ラストは別にしても、着想と筆致で言えば表題作とか大好きだしセンスの塊。このぐらいのダークすぎない作品が好きかな。

読んだのは文庫(上記Amazonの画像とは別デザイン)ですが、単行本の装丁がめっちゃいいのでできたらそっちで読みたかったです。

 

 

この前ネットオフの「タダ本」というサブスクサービスが始まってたので、勢いで登録してしまいました。上2冊はそれでゲットした本です。

コミック・書籍無料サービス タダ本! | ネットオフ

簡単に言うと、サイト内の110円以下の書籍・コミックが15冊(毎月250円コース) or 50冊(毎月500円コース)までタダになるというもの。送料別途。15冊でも十分多いと思ったので、僕は前者のライトコースにしました。

偶然Twitterで目にして、先着1000人かつ安価ということで即登録してみたのですが、後で知ったら9時間で埋まったらしいですね。すげえな。

 

とりあえず雑感としては、

本の状態は悪くない、梱包とかも値段相応

スマホから注文したらHPの操作性悪すぎて吐きそうだった

・PCからでも決して良くはないがちょっとマシになった

・定額250円+送料440円=690円で15冊なので、46円/冊。読みたい本があるならお得、ないならやや割高。

・連作やコミックだと途中の巻だけ高い(=タダ本対象外)=実質歯抜けということが多いので、単発のやつがおすすめ

読みきれない

といったところでしょうか。

 

この手の商売って一番嫌なのが売れない在庫を大量に抱えることだと思うので、このやり方は頭いいと思いますね。割高だと判断されない範囲で本が捌け、サブスクだから放置で使ってない人からも金を取れる。

とりあえず文庫や新書ならそこまでスペース取らないしいいだろうということで2ヶ月目に入りましたが、いつまで続けるかは悩みどころですね。

 

そろそろ積み本消化期間に入らねば…と毎月思っていますがなかなか達成できず。ポケモンに飽きるしかねえ。