げんろんのじゆう

人生は与えられたカードでの真剣勝負

誕生日に親知らずを抜いた話

ハッピーバースデー - ハッピー = ただのバースデー。

 

先日、僕はめでたく24歳になりました。めでたいですね!!

プレゼントは前後半年受け付けているので皆さんよろしくお願いします。

 

去年から地元を離れて地方住まいなので、誕生日だからといってご飯食べようとかなる人もおらず、自分のために誕生日ケーキ買うキャラでもないので、嬉しさとかはだいぶ薄いです。

去年の誕生日を思い返すと、近くのラーメン屋でラーメン大盛り+普段はつけない丼というささやかな贅沢をしてたくらいです。身の丈が知れる。

 

で、まあ今年なんですけど、8月くらいから仕事のストレスでか予定のない休日とかをそんなに楽しみに思えなくなっていて、当然先月の僕からしたら「誕生日?仕事やん、オワ」みたいな感じでした。それでもせっかく金曜日だから有休取って近くにふらっと旅行とかするのもいいなと思ってました。

 

背景説明が下手なのでここでガラッと話を変えるんですが、5月か6月くらいに虫歯を発症してしまいまして、月1〜2くらいで歯医者通ってるんですね。成人してから虫歯ってほんと恥ずかしいですね。ちなみに右下の奥歯です。

先日治療に行った際、あと数回かな〜治療長いな〜って構えてたら、先生からお知らせが。

 

先生「ここに親知らずがいて、今は何ともないけどこのままいくと今治療してる虫歯に将来当たっちゃいますねー、今度担当の先生来るので抜いちゃいませんか?」

 

ぼく「あっはいお願いします!」

え、親知らずってあの痛いやつ?他人事だと思って構造も必要性も理解してないのに抜くことになるん??

 

先生「はーい、じゃあこの日の16:30〜で予約取っておきますねー」

 

ぼく「よろしくお願いします!!!!」

イヤイヤイヤオイオイオイそれ僕の誕生日!!!!!!!!

 

僕の旅行計画は泡と消え、わざわざ誕生日に親知らずを抜くという意味分からんやつになりました。ちなみに何にでも意味を求めるのは現代人の悪癖ですよ。

一応言っておくと、「いや普通に断って別の日にすればよかったやん」という野暮なツッコミはお断りしてます。相手に面倒をかけまいと快諾する性格の良さが表出するのに1秒かからなかっただけなので。代わりの日付を調整するのがめんどくさいとか別に岡山で一人の誕生日に特別感もないしなとかそもそも親知らずって抜いた後腫れるやつだっけとか、そういう思考を持つ皆さんと一緒にしないでください。

 

 

時は流れ、当日。LINEはじめSNSでお祝いメッセージを受け取る以外には何の特別感もない一日でしたが、フレックス退社で僕は歯医者へと向かいました。ちなみに退社と歯医者で韻が踏めます。

会社ですれ違った院卒の同期が呼び止めてきたので振り向くと、めっちゃ渋い声とドヤ顔で「今日で…25やな」って言ってきてクソ笑いました。それだと自分より2個下のやつに年齢追いつかれてることになるけど大丈夫なん?

 

定時2時間前で退社する際、全然仕事終わらないのに早く帰ることに若干の気まずさを覚えなくもないこともなかった(つまりなかった)僕は、一応正当な理由感出しとくか〜という考えから「いやー親知らず抜くのって痛いんですよね?一応誕生日なのに晩ご飯まともに食べれないの辛いな〜〜(笑)」という言い訳プレイング、もとい仕方ないよねアピールをかましました。

何も食えんと思うわ、痛いで〜、みたいな周りの声を聞いてもなお、ぶっちゃけ心配も恐怖もありませんでした。心が強い訳ではなく、心をそこに持っていっていなかったからです。

 

そもそも今回親知らずを抜くのはあくまで虫歯治療のおまけ。アニメ本編のサイドストーリー、漫画雑誌の読者投稿コーナー、定食に付いている漬物のような存在です。漬物が美味しい定食屋は間違いありませんが、胸を躍らせて漬物を目的に食べに行くこともありません。あーあったんだ、いけるやんくらいの向き合い方がちょうどいいのです。

 

かくして歯医者に向かった僕は、やっぱ治療費普段より高くなるのかな…ということくらいしか考えていませんでした。今考えると思考に麻酔を打たれていた可能性すらあります。

席に座ると何かガーゼのようなものを噛まされてゲームスタートとなりました。対戦よろしくお願いします。

 

はじめに担当となる初見の先生が来ました。すかさず挨拶。人間としての基本の立ち回りなので、これができないやつは雑魚です。向こうの返しはイマイチでしたが、それだけ僕の歯を抜くことに集中しているのだと前向きに捉えることにします。だって雑魚に歯抜かれるの怖いもんね。

 

「それではまず麻酔を打ちますねー」

麻酔という言葉に僕は嫌な予感を覚えました。当然麻酔なしに歯を抜くのは激痛で至難の業でしょう。昔とかどうやってたのか想像もしたくありません。が、小学生の頃生え変わりの歯を抜く際に麻酔の時点で泣いた過去を持つ僕からすると、それは言うなれば軽度の心的外傷を思い起こさせるものでした。

 

麻酔は当然注射です。歯肉に注射針が刺さる感覚だけで一定の嫌悪感はあったのですが、加えてその奥までめり込むめり込む。え、もう良くない??それで打ったことにならんの??という心情は察知されることなく、パワフルかつ的確に麻酔薬が注射されていきました。

正直に申し上げて、それなりに、いや結構痛かったです。おそらく先生の腕に問題がある訳ではなく、針を使った注射という治療法に頼らざるを得ない今の医療技術に問題があるのだと思います。じゃあどうやって局部麻酔するんだよ、という声も聞こえてきそうですが、何かシールとかタオルとかを貼るだけで染み込んでくみたいな、そういうの無理ですかね。

とはいえ流石に10年以上前とは違って泣くことはありませんでした。それは僕が成長して痛みに強くなったからでもあり、痛くないようにする注射技術が発達してきたからでもあると思うのですが、いずれにせよ第一関門は無事突破しました。

 

親知らずについて事前に何も情報を仕入れてこなかった、言うなれば親知らず知らずであった僕はここで考えました。一般的に「親知らずが痛い」と言われる理由は、おそらく抜く行為そのものか抜歯後の炎症のどちらかでしょう。その他のプロセスは知らないし思いつかないので考えないことにします。炎症は無理に歯を抜いたら起こるのは当然だし、腫れも含めて一定期間続くのは避けられないでしょう。これはもう受け入れるしかない。とすれば、より一過性のものである抜歯そのものさえ乗り切れば実質踏ん張りどころは終わりと考えてよい訳です。後のことは後で考えればいいし、次が本番だと考えて差し支えなさそうなので、一旦ここで気合いを入れ直します。

麻酔打たれてる時とその後少し待たされてる間、痛みと恐怖から気を紛らわせるためにひたすらそんなことを考えていた僕は、いつのまにか肩に力が入っている自分に気がつきました。つい数十分前までは虫歯治療のおまけ扱いをしてナメきっていたのに、麻酔を打たれただけでここまで自然と身構える羽目になるとは。人は僕を笑うでしょうか。いえ、敵が強いことに僕の非はありません。

 

上の文字数に反して、次のステップに移るまでにそう時間はかかりませんでした。もう少し浸透するの待ってもよくない?麻酔本当に効いてるか不安じゃない?

説明では、「親知らずが横を向いていてこのままだと抜きにくいので、必要に応じて削りながら進める」というようなことでした。

 

ということで、まずはドリル?みたいな機械で歯の内側寄りのところを削られます。ちょっと正確なことは分かりませんが、多分そんな感じです。何か水だか薬品だか分からない液体とエアーみたいなのを当てながら削るので痛みも怖さもそんなにないんですが、水だか薬品だか唾液だか分からない液体が飛ぶ飛ぶ。顔やらそこらじゅうに飛散して気持ち悪いし、万が一目に入ったら嫌なので途中からそっと目を閉じました。

 

漫然と口を開けているだけの僕にはよく分かりませんでしたが、何やらカチャカチャと金具の音がします。先生が一息ついて、いよいよ歯を抜きにかかるようです。正直口の中で何されてるかは見えないとあんまり分からないけど、

お、始まりましたね。これもう金具が歯にかかった?え、力技みたいな感じ?え、抜くって言うより押してない?曲げてるの?何これ痛い痛い思ってたのと違う力強いタイプの痛み来てるよ、あ、そういう感じのやつ?痛い痛い痛い割れる割れる、折れるでもなく割れるって何?でもこのままいくと本当に割れるぞこれ大丈夫なん?えっまだ押すの?アゴ痛い痛い、歯が気にならないくらいアゴに負担かかってるよこれ、昔苦しめられた顎関節症が再発するまである、痛い痛い痛い痛い、えっここまで待っても終わらないものなの?抜く気あるの?あっ抜く方にそんな急にシフトするんだ、これはこれで痛い、ってか僕の歯を曲げるな!いいって言ってないでしょ!でも頑張って!早く抜いて!僕の歯無駄に頑張るなマジで、確かにそんな簡単に抜けても困るんだけど今は頑張る時じゃねーぞ!いやまた押すんかいアゴまだ回復してないよ!アゴ悲鳴上げてるやん気付いて!!ああああああ歯が抜かれる!!!痛い!!!いやまだ終わらないんかい!!!!一旦休憩入ります!!!!やった!!!!!!

 

ようやく先生の手が一段落つきました。なかなかやるやん…てかこれ今どの段階なんだ?そもそもどのくらい時間がかかるものなんだ?さすがに2時間とかはないだろうけど30分って言われても1時間って言われてもありえる気がする… 30分だろうとゴールが見えなければ当事者にとっては無限… 地獄で石を無限に積まされるのは終わりの見えない作業が一番辛いからに他ならないし、得体の知れないものが恐怖の根源だからこそ昔の人は妖怪や神という存在を作り上げた訳だけど、そんな大層な話をせずとも分からないことが一番怖い。調べたら一瞬で済むことを分からないまま放置して今に至る自分も怖いし、先生が何を考えてるのか読み取れないのも怖い。

そもそも皆が口を揃えて注意してくれたり応援してくれたりするようなことに対して、なぜ僕は無警戒で臨んだのか。そういう慢心に何度打撃を与えられたか忘れてしまったのか。敵を知り己を知れば百戦危うからずと孫子も言ってるのに。あれ、孔子の言葉だったっけ。いやでも百戦って言ってるし兵法だからやっぱ孫子で合ってると思うけど気を紛らわせたいからもうちょっと迷え僕。もっと頑張れ孔子

 

あ、もう一回やるんですね。また同じことされるのマジで苦痛だし、何されてるか分かってる分の安心感とか皆無。あああ掴まないで、歯ってそんなガシッてしていいやつだっけ?あ、また押し込まれてる!全体は痛くないけど歯の中心だけ痛い、そう思える冷静さは捨てて耐えろ、なぜなら小学生の時とは違うから!もう大人だから!そういえば今日年齢1つ重ねた訳だし、そうじゃんハッピーバースデー僕!いや言うほどハッピーか?これ終わった後何か食べられる状態になりそうもないのに本当にハッピーなのか?いや24歳はそんなことで怯まない、ということにしておかなければいつのまにか抜けかかってる歯に負けそうになってしまう…

ちょっとさすがにそろそろ抜けん?めっちゃ引っ張ってない?削るのはもう分かったけど相変わらずめっちゃ水飛ぶなこれ、顔にかかるなこれ気持ち悪いな、そろそろちょっと本気で休憩しないとアゴが限界かもしれない、あれっ見てる?見てない?患者が手上げてますよ!「痛かったら手上げてくださいねー」ってよくあるやつなのに全然見てないじゃん、それとも無視されてるの?もうすぐで終わるから我慢してってこと?もうすぐ本当に終わるの?でも一旦見とかない?さすがに患者が結構ぐったりしてきてますよ!!手、上げてますよ!!!!!!

 

僕の手がこれほど無力だったことがかつてあっただろうか。非力で不器用とはいえ、この手はいつだって意思表示以上の働きをしてきてくれた。でもここまで考えたところで僕の歯は抜けた。いや、抜かれた。終わってしまえばあっけない。厳密に言えば全然麻痺なのか痛みなのか分からない感覚も残ってるし、元気っちゃ元気だけど疲れたっちゃ疲れたみたいな感覚だから確実に爪痕残されてはいるけど、とにかく終わったから僕の勝ち。勝ち申した。

 

体の角度を変えてもらえないので相変わらず照明が眩しい。歯科助手のお姉さんが「顔に飛んでますので拭きますね〜」って言ってきて、期せずしてさっきの謎が解ける。あれめっちゃ顔に飛び散ってた液体、薬品でも唾液でもなかったんだ。鏡とかなくてよかった。

この後先生が「はいじゃあ歯を抜いたところ今から縫っていきますからね〜」ってやり始めたけど、縫うってどういうこと?いや薬を塗るとかそういうのの「塗って」がアクセント変わってるだけか?西日本って耳慣れない発音するもんな、とか思ってる間に僕の歯茎?は着々と縫われていきました。聞き間違いじゃなかったか。そういえば親知らずの抜糸とか聞いたことあるな… 抜歯と混同して深く考えてなかった。それはそうと、別に家庭科で雑巾すらろくに縫えなかった人間からのひがみって訳ではないけど、人の口にいきなり糸を通し始める大人にはなりたくないね。なれるかも別としてね。

 

麻酔が効いてるあと2時間くらいは食事しちゃダメで、熱い風呂とお酒も控えて、薬とうがい液をしっかり服用すればいいらしい。意外と制限ゆるいな。まあ思考は限界だったけど思い返せばそこまで痛くなかったし今はもうほぼ痛くないし、割と軽いやつだったのかもしれない!

とはいえ固いものや刺激物は避けた方がいいというのはアホでも分かるので、ザグザグ(僕が愛しているドラッグストア)でゼリー飲料を10個カゴに放り込んでみる。

 

f:id:genuinegen:20191029225023j:image記念すべき24歳最初の晩ご飯

 

晩ご飯というより間食のノリで3つ食べて、あまりにやることなかったので21時前に就寝。

したはいいものの、寝ぼけてても分かる寝苦しさ。何だこれ暑いのか?と我に返ると明らかに歯が痛い。痛みを忘れるには寝るしかない!と寝るも痛みからかすぐ起きてをループし、リアルに10回くらいそれを繰り返して(そろそろ5時くらいか…?)と思って時計を見ると23時台。は??と思いつつ、日付が変わってないことに気付き、絶望。

 

あまりのショックで目が覚めてしまい、なぜか夜に集中して来た誕生日祝福メッセージに感謝の返信をしてたところで、歯医者で痛み止めを貰ったことを思い出す。本当に寝ぼけてたのか僕は。

昔から口を開けて寝てしまう癖があるのだけど、どうやらそれが良くなかったっぽいのでアゴ閉じを意識してゴロゴロしてたら薬も相まってかだいぶ楽になる。アイラブロキソニン

 

今度は途中そんなに起きずに寝られたけど、朝起きたところで持病(過去記事参照)の発作が出て不意打ちに耐えられず足をつる。そういえば歯に気を取られてそっちの薬飲むのを忘れてた。全部親知らずが悪い。

ヤク漬けになりながらゼリー飲料で食いつなぎ、一日引きこもって寝てたら土曜が終わりました。おそらく何もしてないのにダルいのは明らかに食制限による圧倒的パワー不足。

 

これではいけないと奮起した日曜日、ネットや知人のアドバイスを参考に、渾身の「どれかはいけるやろセット」を買い込みにスーパーとザグザグへ。一週間後に抜糸予定なので、それまでの展望を持たせられれば最低限よい。

 

 

f:id:genuinegen:20191015213745j:image占めて2400円也

 

①vsにゅうめん、茄子の煮浸し

弱ってる体に良さそうという理由から購入。風邪相手なら間違いなく強いコンビですが、実際には何とも食べづらかった。まず麺が意外にも難易度が高く、そんな噛まなくていいだろうと思ったら逆に歯が抜かれたところに入っていったりして大変。茄子は野菜の中でも柔らかそうなものをチョイスしたつもりだったけど(あと野菜の中で一番好きだからだけど)、意外と噛むのが大変でした。数日後のチャレンジ枠に取っておくべきものだった。

というか麺類いけるか調べてる時に知ったんですが、吸う・すする行為は歯が抜けた後のかさぶた(血餅と言うらしい)をはがしかねないのでそんな良くないらしいですね。その割にゼリー飲料はどこでもおすすめされてたけど、これ知って以来飲み方に気をつけるようになりました。

 

②vsバナナ

普段から朝や間食に好んで食べるし何より安いのに食べた感があるので、バナナいけるなら結構今後が明るいかなと思って購入。厚みも固さもそれなりに見えて意外と柔らかくて平気。当たり前なんですけど、何か草食動物でも食べられそうだなって思いました。

 

③vsランチパック・サンドイッチ

パンの柔らかいとこだけカットしてるんだし流石に余裕そうだと思い購入。抜けた歯のところに入らないようにさえ気をつければだいぶ余裕だし、何よりバリエーションに富んでて美味しい。

ツナマヨとハムタマゴを中心に気分で変えてましたが、さすがにメンチカツとかカレーとかは刺激が良くなさそうなのでやめておきました。お腹に溜まりにくいのだけが難点。

 

④vsチーズ

食事に制限のある期間は絶対お腹減り続けると思ったので、小腹誤魔化し要員として購入。ちょっとでも食べた気がするように、甘い系ではなくスモークにしてみました。

柔らかさ・大きさ面ではかなり食べやすかったものの、小腹を満たすにも若干物足りなさを感じてしまいました。元々少食の人とか、何か口に入れないと落ち着かないみたいな時にはいいかもしれないですね。

 

⑤vsミートドリア

あまりに軽いもの・冷たいものしか選択肢がなかったので、ご飯や肉の類を食べたくなった時用に購入。カップ麺を好まないこと、部屋の都合でお湯を沸かしたりご飯を炊く環境がないなどの事情から温かいものというだけで貴重な存在。

感想は、抜歯跡のある右側にいかないように気をつけて食べたことや口を大きく開けられない=ひと口が小さくなることなどから、期待ほどの満足は得られず。味は普通に良かったんですが、自分の好きなペースで好きな量を好きな風に食べられないってだけで思った以上に美味しさを損なってしまうようです。空腹は最大のスパイスという言葉の裏返しみたいな感じですね。

 

⑥vsプリン

字面がスマブラっぽい。柔らかさの極地というか、これ食えなかったら終わりだなと思って購入。

まあ当然のごとく食べられたんですけど、そんなことよりシンプルにめっちゃ美味かったのが印象的でした。カラメルとかクリームとかない簡素なやつなんですけどそれがまたいいというか、4個で200円しないとは思えないくらい美味しかったです。普段は圧倒的ゼリー派なんですが、コスパ考えたらもう一回買ってしまうかもしれない…

 

 

以上で食戦記は終わりです。

普段はノットヘルシーな食事をしていることもあってか、ランチパックとバナナでしのぐ生活を一週間続けてたら3kg落ちました。きっつ。

何がキツいって、顔とかお腹は見た目変わらないのに体重落ちてるってことは、もともとない筋肉がどんどん落ちてるってことだからです。

 

おかげで終わってからラーメンとかステーキ丼とか到底食べられそうになかった物を狂ったように食べました。会社同期から誕プレに貰ったケーキも一週間以上経ってから食べました。

ちなみにTwitterで苦しんでたら飯テロ画像をこれでもかと送りつけてきた後輩のTくんに向けてなんですが、僕それあんまり効かないので歯を食いしばって悔しがっといてください。

 

一週間経って抜糸をし、とりあえず親知らずの件は終わりとの宣告を受けます。

物がまともに食べられるようになってもしばらく顎辺りに違和感は残ってたり、頬から首にかけて青アザ→黄疸ができたり(よく見ると分かる程度)と後遺症はあったものの、あとはそこまで気になりませんでした。

どっちかといえば元々親知らず抜く?って言われた原因になった虫歯とか、その近くの歯が痛み出したことの方がビビりました。これも結局何ともなかったらしいし今は痛くもないんですけど。

 

一人とはいえ誕生日ってそれなりにちょっとはテンション上がったり自分に贅沢を許したりするトリガーだったりすると思うんですけど、しばらく経ってから「あの時何もしなかったし今日贅沢するか」って気持ちにはなりづらいので、僕みたいにストイックでない皆さんは誕生日に美味しいもの食べてから親知らず抜くことをおすすめします。

笑い話にもなったし喉元過ぎた熱さは忘れたし、これも経験と思えばまあ良いんですけど、それでも二度とやりたくはないですね。歯は大切にしましょう。

 

 

最後に僕の前歯がズレた出っ歯になってる理由を書いておきますと、5〜8歳くらいの頃に父親と会社の人とテニスに行った際、審判台から飛び降りたらネットを張るポールに前歯をしこたま打ちつけて流血して近くの大学病院に救急搬送されたからです。ギリギリ折れなかった僕の歯にピース。日々是感謝。

 

 

 

プレゼント待ってます。