ポケモン数年ぶりにまともにやったけどやばい楽しい。
11月15日、新作となるポケットモンスターソード・シールドが発売されました。ポケモンファン歴は約20年になりますが、全てのポケモンが登場できないという革新的デメリットを加味しても今作は大変に面白いです。
まずストーリーが良いです。ポケモンバトルをスポーツ競技として位置付けることで、前作(アローラ)で廃止されたジム巡りを違和感なく復活させるどころかこれまで以上に盛り上げています。BGMにも歓声が入るなどスポーツ観戦らしく、僕はこれに耳を犯されて中毒になってしまいました。
ロケット団のような明確な悪の組織こそ登場しないものの、最後の展開はなかなかアツいし、消化不良感のある部分もネットの考察を読んでたら理解が深まりました。
これの2:43〜、一生聴いてられる
キャラクターも魅力的で、特にライバルであるホップについては道中のバトルを通して葛藤や成長が伝わってくる裏主人公とも言えます。ジムリーダーも人気が高く、僕はキバナがめちゃくちゃ好みです。リーグカードで詳細な設定やエピソードが知れるのも嬉しいですね。
夢女の気持ちが若干分かる
また、上の画像を見ても分かるようにSwitchになったことで画質が爆上がりしてる＆テレビに映せるので、その辺りもなかなかに高評価ポイントですね。
あと何と言っても今回は広報の仕方が上手すぎました。新ポケモンの情報を｢ポケモンライブカメラ｣や公式サイトバグ偽装など独特な形式で小出しにしていき、いざゲームを始めたら全然知らないポケモンが1番道路からわんさか出てくるという展開、最高でした。ネタバレガン断ちしてた甲斐がありました。
まあ｢きたぞ、ポケモンどまんなか！｣のフレーズや、あたかも全ポケモンが登場するかのような錯覚を覚えさせるCMには多少思うところがありましたが、全体的には出し方と話題性づくりの上手さが光ってました。
その他細かいところを言えば良いところも悪いところもたくさん挙げられますが、最後に一点だけ書くとしたら、いわゆる"ガチ"対戦に至るまでのハードル低下、および復帰のしやすさでしょう。
あかいいとやすごいとっくんはもちろんのこと、預かり屋2つ、ドーピングの上限撤廃、準伝の不在、レイド高個体の存在、ミントによる性格補正変更など、新要素だけでもだいぶあります。最近では色乱数調整のやり方も解析されましたね。なぜか努力値下げだけはきのみでしかできず不便ですが… まっさらバッグ返してください。
僕は4〜6世代、特に5世代をがっつりやっていた人間なので、アローラではほぼエアプ状態でした。ピカブイにはそそられなかったんですが(実際本作と外伝の中間的な扱いですし)、生活環境の変化とかもあって久しぶりにポケモン真面目にやりたいなと思いました。
とはいえ社会人になり、ポケモンやってた頃の人脈も薄れ、どうしようかなというところ。しかし今はレンタルチームもあるしTwitter垢も残ってるし、何とか時間やりくりできるだろうとの計算で、剣盾両方とSwitch＆Switch Lite、その他諸々を購入。
今までのレーティングバトルに当たるのはランクバトルで、ビギナー→モンスターボール→スーパーボール→ハイパーボール→マスターボール級と上がっていき、シーズン終了時のランクに応じてアイテム等の報酬が貰えます。また、マスボ級のみこの中で順位がつくのですが、シングル/ダブルともに数万人?が到達してるので価値は何とも言えません。
対戦はそこそこサクサクいけますが、初期のダブルは相手が見つからないことなども。また、対戦相手探してる最中に中断できないことや見せ合いと選出が同時にできないのが不便ですが、多少の文句は堪えます。
僕は時間なかったのでレンタルPTのみを使用し、12/31までのシーズン1中にシングル・ダブル両方のマスボ到達を目指すことに。結論から言うと間に合いました。ちなみにレンタルは前作ではQRコードでしたが今回は14桁の英数字を使用します。
前作エアプなのでミミッキュ等のメジャーポケモンにも不慣れ、かつダイマックスに関する立ち回りも怪しかったため、Twitterで見かけた中で一番イージーウィンできそうな構築を使うことに。
【シングル】
目に留まったのは壁アイアント。マスター瞬間1位を達成した人の構築で、選出と勝ち筋が非常に分かりやすかったため採用。
結果、丁寧にアイアントを扱うだけで6割強勝てることが判明。3タテ何回した？？？S環境遅いせいでドラパルトとスカーフ以外にはほぼ抜かれないのが強いですね。
オーロンゲに挑発欲しかった（ただし削る技がない）こと、サザンの型が使いづらかったこと、ミミッキュの帯を何かに変えたかったこと、メタモンの選出機会＆選出圧力がつかめなかったことなどが改善ポイント。あと悪タイプにいたずらごころで電磁波撃つ癖が抜けなくて数戦落としました。
自分のじゃないから細かい部分いじれないのは痛いですし、構築してない人間には馴染まない（使いこなせない）のも含めてレンタルPTの限界ではあります。とはいえ強かった。
【ダブル】
最初に目をつけたのは喰い断さんのドサイドン構築。ダイマックス時の制圧力が高いのと、トリパなら無対策の相手に楽に勝てると踏んでの採用でした。
動きは分かりやすかったのですが、ミラーが安定せず勝率が悪く、モンボ級で停滞してしまったため見直すことに。
何かいいのないかなーと思ってたら昔仲良くしてもらってた某マンダさんに｢この動画見てフワライド使ってよ！｣とPTを頂く。
コードは聞いたけど晒す許可もらってないので未掲載です
動画が面白かったのと某マンダさんの歌声が好きなので即チャンネル登録し、他の対戦動画も見て回る。しかし回避率UPを無視する不届き者やダイマックス巧者に相手取られて3連敗、解散。
もうダメなのか…ダブルではイージーウィンはできないのか…と落ち込みかけていたその時、TLに｢マスター1位をしばらく維持し続けた構築｣との文字が。エルヴァディ…？ …これ、いってみるか。
そんな奇抜な手を打つPTではない
結果、初戦から破竹の15連勝を決めてマスボ級到達。え、僕だけこんな強いPT使っていいの？って思いました。
追い風＆ダイジェットで上を取り、広範囲で弱点つくor相性無視してぶちのめすという分かりやすい勝ち方ができるのが本当に強い。あと純正トリルにブッ刺さる封印ネンドールが強かったのですが、まさかこのポケモンをガチで使う日が来るとは思いませんでした。バタフリー入りにだけ苦戦しましたが、ダイサンダー撃てばいいということに後から気づきました。
【おまけ】
サブROMを全く読めないスペイン語で始めたのですが、報酬あるしせっかくならスパボ級くらいまでは上げとくか！と思い、アイアントとエルヴァディ構築を使用。
結果、文字読めなくても何とかなりました。両避けしたり挑発で封じた時に何撃たれたか分からないのはヤバかったですが、数さえこなせばこっちでも両方マスボいけそうだなと思いました。
ということで、レンタルPTでも最低限の腕があれば最低限の結果は出せることが分かりました。自分のポケモンを育てて高順位を目指すのはおそらく先の話。というかオフの優勝はまだしも順位などの数値で競うことにあまり魅力を感じないので、毎回マスボ級行ったら遊びに入ってしまう気もします。
所感としては良い意味でとにかくダイマックスゲーであるということ。そこをうまくいなしたり叩ければ相当アドが取れるので、もっと立ち回りを強化していきたいです。メガシンカに比べるとエースが完全には固定されてなくて楽しいです。
まだまだ古参というか老害って感じなので、早くしっかりポケモンしたいです。
とりあえず皆さんもポケモン買いましょう。買った人はストーリー楽しいね！でも対戦／交換しよう！でもいいので気軽に話しかけてください。それでは。
