1月は1冊、2月は2冊読みました。
岡山イオンの未来屋書店という本屋さんには「ミステリー専門館」なる最高のスペースがありまして、映画観る前後の時間潰しにそこで読みました。最高の空間なので、岡山にお越しの際時間余ってたら覗いてみてください。
話が逸れました。読みやすかったものの、正直ミステリとしても青春もの・キャラものとしてもそこまでピンと来ませんでした。ただし満場一致で鮎川哲也賞を受賞しており、ネットでも評判上々のようなので単に好みでなかっただけだと思います。そういうことはままありますね。
ライトノベルの金字塔的作品。オタク気質に反してラノベや美少女アニメの類にあまり魅力を感じないのですが、本屋をふらっとしてたら角川文庫になってたので思わず手にとってしまいました。ラノベ初めて読んだ。
率直な感想を言うと、あーこんな感じねってところでした。ラノベを読んだ経験のなさからこれがどの程度スタンダードな種類の作品なのか、あるいは2019年に対応し得る作品なのか分かりかねますが、良くも悪くも僕のイメージするところから大きく逸れてはいなかったという印象です。
予備知識が登場人物の名前とアニメ絵だけだったので、中盤からの展開には一瞬口が開きかけましたが、良く言えばSF、悪く言えば厨二って感じでした。ぶっちゃけ本編よりも筒井康隆の解説の方が面白かったんですが、ある種日本の文学史に残る作品だと思うので読む機会ができてよかったです。古典に昇華し得る作品かどうかは僕には分からないですが。続編は読まなくていいやと思ってたんですが、解説で4作目?の「〜消失」が絶賛されていたのですごく気になってきました。
アニメは観てないし観る予定もないですが、「God knows…」はすごく好きな曲なのでカラオケでしばしば映像を見ます。あとどうでもいいつながりで言うと、今まで古泉くんのこと「ふるいずみ」だと思ってました。悪しからず。
上述した未来屋書店にて。不思議の国と現実世界のリンクが物語の前提であり、鍵であり、つまり全てです。
ネタバレしない範囲で言うと、終盤に気合い入れてるのは伝わってきたけど展開が7割くらい読めてしまったのと、アリスの原作よろしくイカレ具合を表現しようとした会話が無意味に冗長すぎて好みではなかったのが残念でした。ただ精緻な伏線や展開の上手さなど、テクニカルな部分は良かったと思います。続編読む気はあまりしないかな。
総じて今回読んだ3冊は個人的には全部微妙でした。結構珍しいことです。そもそもは遊びと試験勉強に余裕を奪われて読書の時間が取れなかったのが良くないので、来月は…といきたいところですが、ここから時間がさらになくなりそうな気がしていて不安です。
ただ一つ言えるのは、早く冬になってポケモンやりたい。そんな気持ちで胸がいっぱいです。
おわり