10月は2冊読みました。
一応メインの時間軸を持ちつつ、その中にそれぞれの連関は薄い短編を連ねた擬似長編のような作品。ミステリーが苦手な人でも読みやすい日常系ミステリーで、各編の出来に差はあれどどれも一定以上に面白い。文章も読んでて心地いいんですが、何も考えず身を任せてたら最後にうおっ、うおっとなりました。作品全体の雰囲気が非常に好きでした。
- 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1980/05/23
- メディア: 文庫
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SFはどっちかというと苦手なんですが、超名作と言われてるものくらい読んでおこうと手に取った作品。実際読み継がれる理由が分かる骨太な作品でした。途中までは(フィクションとはいえ)学問の歴史を辿るような楽しさ(と眠たさ)で読み進めたんですが、いやー、SFって書いてる人絶対楽しいですよね。
ネタバレにならないと信じていいますが、この本は最後50ページでサイエンス・フィクションとして、最後20ページで文学作品として完成してますね。もちろん指摘すればどちらの点でも穴はたくさんあるでしょうが、終始ビンビンに発せられてる作者のセンスにワクワクした時点で平伏というか。続編もあるみたいなのでそのうち読もうかと思います。
積んである本が増えてきました。
今月読んだ本が少ないのは、何の気なしに再開したデュエルリンクス(遊戯王のスマホゲーム)に再燃してしまったからです。スマホゲームは本当に時間泥棒。はまり込むとやばいのは分かってるんですけどね。睡眠時間削っても仕事に支障出ないことに気付いてしまったのでね。上手いこと折り合いをつけていきたいです。
おわり