げんろんのじゆう

人生は与えられたカードでの真剣勝負

読書録 21/8

8月は3冊読みました。

 

インパクトのある青い装丁にやられ、即決のジャケ買い。青春という言葉や概念に弱いのもあります。

高校卒業までの一年を、季節を追う形で短歌とイラストが描かれています。この画像だと伝わりませんが結構大きいので、歌集兼画集みたいな本ですね。

短歌がいいのももちろんですが、文字の配置やデザインが1ページごとに違っていて、とにかく視覚的に楽しいです。また、よく見ると淡い恋を秘めたストーリーも背景に見えたりして色々な楽しみ方ができます。本棚に収めにくいのを除けば最高。

 

後輩におすすめしてもらった本。表紙からしラノベ調ではありますが、内容は割にしっかりしてます。

国語教師である主人公が授業で取り上げる文学作品と学校で起きた事件を絡めながら展開されていくストーリーで、『氷菓』とかに近い日常の謎要素のある学校モノ。文学作品と事件が綺麗にシンクロする時もそうでない時もあるんですが、狙いすぎていないように見えて個人的には好感持てます。

登場するのは『舞姫』『羅生門』など有名作品ですが、ストーリーを知らなくても話が分かる程度の説明はあるので安心です。(僕は舞姫を未読ですが全く問題ありませんでした)

 

8月に転勤で地元の東京へ戻り、そこからバタバタしていて更新をサボっていました。殊更他人に読ませようと思って書いているものでもありませんが、記録癖の延長としてせっかくなら今後も続けていこうと思います。