BW構築慰霊碑

BW（≠BW2）環境で使用していた中で、自信があったり思い出深かったりするPTたち。

備忘録も兼ねて。

この中で一番思い入れと自信がある構築はローテのやつ

★BW環境とBW2環境との主な違い

・教え技がない

・一部の夢特性が未解禁

　（型破りドリュウズ・厚い脂肪マンムー・鮫肌ガブリアス・天然ピクシー・自信過剰ヘラクロス・テクニシャンキノガッサ・鉄の拳ローブシン・影踏みゴチルゼル・悪戯心レパルダス・虫の知らせウルガモス・まけんきトルネロス・まけんきボルトロス・ちからずくランドロス・etc...）

・霊獣トルネロス/ボルトロス/ランドロスが未解禁

※誤った記載を含む可能性があります

★シングル

①雨毒菱

ポケモン	わざ1	わざ2	わざ3	わざ4	もちもの
	実数値（努力値）				とくせい
	備考
ニョロトノ	ハイドロポンプ	れいとうビーム	めざめるパワー（飛）	ほろびのうた	こだわりスカーフ
	167-x-95-155-121-120 ひかえめ H16 C248 D8 S236				あめふらし
	C:ハイポンでH4ボルトロスを確1 S:最速111族抜き 単体選出でも腐らず、ボルトやガッサを上から倒すためのスカーフ。シンプルな雨運用をする際は適当な交代先がいなくて切り気味に動かさざるを得ないこともあるのがネック。
キングドラ	ハイドロポンプ	ねごと	りゅうせいぐん	りゅうのはどう	こだわりメガネ
	151-x-115-161-115-137 ひかえめ H4 C252 S252				すいすい
	雨下のグドラは強い　ハイポンは当てるもの
ボルトロス	10まんボルト	めざめるパワー（氷）	みがわり	まもる	たべのこし
	161-x-98-161-102-179 おくびょう H52 B64 C124 D12 S252				いたずらごころ
	H:16n+1 B:みがわりがA168ハッサムの蜻蛉耐え C:毒1回+めざ氷でD4ガブリアスを確1、めざ氷でH4ボーマンダ確1 D:ラティオスの眼鏡龍波耐え 単体での性能を確保しつつ、パルシェンの毒びしと合わせてみがまもでハメていけるのが強い。悪戯心による+1みがわりがズル。
キノガッサ	キノコのほうし	みがわり	ローキック	タネマシンガン	どくどくだま
	153-151-101-x-94-134 ようき H140 A4 B4 D108 S252				ポイズンヒール
	H:8n+1 どくびしと胞子自体は相性が悪いが、キノガッサの苦手な相手にはパルシェンが強いので縦の相性は良い。対策を怠ったり隙を見せたりした相手には1匹で勝てる。
メタグロス	コメットパンチ	おいうち	しねんのずつき	トリック	こだわりハチマキ
	187-177-153-x-133-91 いじっぱり H252 A36 B20 D196 S4				クリアボディ
	A:11n 鉢巻おいうちでH4ラティオスを確1 HB:陽気テラキオンの剣舞インファを高乱数耐え(6.3%) HD:ラティオスの眼鏡流星群(急所)高乱数耐え(6.3%) PT全体で重いラティを追い討ちで狩るために採用。ラティを見たら8割方選出する。
パルシェン	つららばり	どくびし	ロックブラスト	からをやぶる	きあいのタスキ
	125-147-201-x-65-134 ようき A252 B4 S252				スキルリンク
	普通のからやぶエース運用をするためのサブ枠に自然と毒びしを取り入れられるのが強い。半減相手にも腐らず動けるため最速。

某オフで優勝した毒びしパルシェン＋みがまもボルトロスに感銘を受けて自分でも回してみたところ驚くほど強かったので、もう一つの勝ち筋である雨と組み合わせて使うことに。毒びし選出は受けループやエース構築に圧倒的な強さを誇る。

選出時に撒くか撒かないかを考えてメインの勝ち筋を決める。といっても雨選出だとパワー不足な印象。パルボルト選出は勝率が高いが、撒いても意味がなかったり無駄だった場合も少なくなく、そこの見極めを含め扱いが難しかった印象。見た目のスタンダードさを損なわずにもう少し尖った構築に仕上げられたらもっと強かった。

某オフでは決勝Tでパルシェンの見せ合い圧力を信じてグドラ選出で裏をかこうとしたところ、ヒードランを出されずボルトバンギガブとかいう舐めた選出をされて屈した苦い記憶がある。

選出例：ニョログドラ@1、パルボルト@1　など

②ココドラボルトアバゴハッサム

ポケモン	わざ1	わざ2	わざ3	わざ4	もちもの
	実数値（努力値）				とくせい
	備考
バンギラス	いわなだれ	ちょうはつ	だいもんじ	ステルスロック	ヨプのみ
	198-155-130-103-167-90 しんちょう H180 A4 B4 D252 S68				すなおこし
	HD:控えめウルガモスのさざめき高乱数2耐え(4.3%) 単体性能は高くないが、見せ合い時にラティなどへの圧力とココドラを浮かさない（ココドラとの並びを匂わせられる）役目があるので他の適任者が見つかるまでは手放せない。大文字は火炎放射と選択。
ココドラ	がむしゃら	ステルスロック	すなあらし	ほえる	きのみジュース
	12-5-7-6-6-5 ずぶとい（A以外努力値降っても数値上がらない）				がんじょう
	確実にステロ撒いてもらう要員。見せるだけで相手の選出に圧力かけられる点も強い。たまーに後ろに仕込むことも。
ボルトロス	10まんボルト	めざめるパワー（氷）	でんじは	ちょうはつ	きあいのタスキ
	155-x-90-177-100-179 おくびょう H4 C252 S252				いたずらごころ
	いわゆるボルトアバゴハッサムのボルト。 タイマンもいけて起点も作れるハイスペックマン。
カイリュー	げきりん	ほのおのパンチ or じしん	しんそく	りゅうのまい	ラムのみ
	167-186-115-x-120-145 ようき H4 A252 S252				マルチスケイル
	同族意識の陽気AS。サブ枠はハッサムorドランどちらを意識するかで選択。
ハッサム	バレットパンチ	でんこうせっか	むしくい	つるぎのまい	いのちのたま
	159-200-120-x-100-104 いじっぱり H108 A252 S148				テクニシャン
	H:10n-1かつ16n-1 A:剣舞球むしくいでHグロスを高乱数1(68.8%) S:無振り80族+4 このポケモンを使って初めて電光石火の強さを知った。カイリューの炎パン切ってる場合は貴重なナットレイの処理ルートになる。
アバゴーラ	ハイドロポンプ	アクアジェット	ストーンエッジ	からをやぶる	いわのジュエル
	149-160-153-104-76-92 むじゃき A252 C4 S252				がんじょう
	A:+2ジュエルエッジでHBブルンゲル高乱数1(87.5%)、Hスイクン高乱数1(81.3%) C:+2ハイポンでHDカバルドン高乱数1(81.3%) 受けループやカバドリ、バシャウルガなどの積みエースに強い駒。ただし命中不安で全部崩れる。持ち物はラムの方がいい気もする。

積みサイクルで有名ないわゆるボルトアバゴハッサム＋カイリューをベースに、優秀なステロ要員であるココドラと、もう一人のステロ要員としてココドラとも見た目の相性が良いバンギラスを採用した形。スペックの高いポケモンが並んでいるので順当に強く、誰で抜いていくかが大事なので選出に一番気を遣う。ステロは必ずしも撒く必要はないのでボルトと積みエースから3体選出することも多いが、ココドラの見せ合い圧力が強いのでいるだけで強い。

選出例：ココドラ@2、バンギラス@2、ボルト@2　など

③襷ガッサ入りスタン

ポケモン	わざ1	わざ2	わざ3	わざ4	もちもの
	実数値（努力値）				とくせい
	備考
バンギラス	かみくだく	れいとうパンチ	ストーンエッジ	けたぐり	こだわりスカーフ
	183-176-132-x-122-124 ようき H60 A172 B12 D12 S252				すなおこし
	HB:陽気ガブリアスの地震高乱数耐え(6.3%) HD:臆病ラティオスの珠流星群を高乱数で2連耐え
ガブリアス	げきりん	ほのおのキバ	じしん	ねごと	こだわりハチマキ
	191-173-116-x-107-169 ようき H60 A180 B4 D12 S252				すながくれ
	H:16n-1 A:逆鱗で陽気ガブの逆鱗2耐えブシンをビルド1回挟んで確2 　地震で陽気テラキオンのインファ2耐えグロスを確1 B:陽気テラキオンの珠インファ+石火を高乱数耐え D:H4マンダ確1調整の特殊氷技耐え
バシャーモ	フレアドライブ	シャドークロー	とびひざげり	まもる	ゴーストジュエル
	156-172-90-x-90-145 ようき H4 A252 S252				かそく
	当時の記憶がないけど、ジュエルシャドクロするならブルン・ヤドラン意識で意地剣舞の方がいいような気がする。一応ゲンガーやシャンデラは倒せるが…
サンダー	かみなり	ボルトチェンジ	ねっぷう	めざめるパワー（飛）	こだわりメガネ
	175-x-106-178-128-138 ひかえめ H80 B8 C136 D144 S140				プレッシャー
	H:16n-1 C:H252D4スイクンを10万で確1 D:臆病ラティオスの珠流星群耐え S:準速85族抜き
パルシェン	つららばり	こおりのつぶて	ロックブラスト	からをやぶる	おうじゃのしるし
	125-147-201-x-65-134 ようき A252 B4 S252				スキルリンク
	印で犯罪してるときが一番楽しい
	キノコのほうし	マッハパンチ	タネばくだん	ローキック	きあいのタスキ
	135-182-101-x-80-134 ようき A252 B4 S252				ポイズンヒール
	テクニシャン解禁前にはほとんどいなかった襷AS。思い付きで使ったところ、上から倒しに来た相手を眠らせるのが予想以上に強かった。

どくどくだま一択だったキノガッサ、襷でも強いのでは？という発想から始まった構築。BW環境終盤＝BW2発売直前＝テクニシャンキノガッサ解禁直前であったため、意表をつけるどころかこの個体を使う期間が一瞬すぎて泣いた。初見殺し込みではあるが、一応自分の中ではこの環境における個人的結論PTとしている。

よく見ると襷ガッサ以外にもこだわり3種にジュエル印とかなり攻撃的な構築。当時その概念はまだなかった認識だが、BW2以降でいう対面構築に近いものを感じる。

選出例：特になし

★ダブル

①砂スイッチ

ポケモン	わざ1	わざ2	わざ3	わざ4	もちもの
	実数値（努力値）				とくせい
	備考
バンギラス	かみくだく	ほのおのパンチ	いわなだれ	まもる	キーのみ
	207-202-133-x-120-59 ゆうかん H252 A236 B20				すなおこし
	HB:意地メタグロスのコメパン耐え いばキーして殴る。数値も範囲も特性も強くて言うことがない。
ランドロス	じしん	とんぼがえり	いわなだれ	まもる	いのちのたま
	165-194-110-x-100-153 いじっぱり H4 A252 S252				すなのちから
	弱くはないけど…という微妙な立ち位置で入れ替え候補。オフで使った際には蜻蛉の枠を身代わりにしていたが、トリルに合わせられる蜻蛉の方がしっくりくる。今見るとちからずくでも霊獣でもない違和感がすごい。
ボーマンダ	りゅうせいぐん	めざめるパワー（飛）	だいもんじ	いわなだれ	こだわりスカーフ
	171-139-100-177-100-152 ひかえめ H8 C248 S252				いかく
	威嚇とスカーフが上手く使えると強い。一発かましてトリルが切れた後の掃除役になることも。
ウォッシュロトム	10まんボルト	めざめるパワー（炎）	ハイドロポンプ	ボルトチェンジ	こだわりメガネ
	155-x-128-165-128-114 ひかえめ H236 B4 C200 D4 S64				ふゆう
	H:4n-1 C:11n S:準速61族抜き ドラゴン以外に等倍のとれる範囲と、舐めて出てきたやつを分からせるのに十分な火力。初手に出してトリルに合わせたボルチェンから展開していくことも多い。
クレセリア	れいとうビーム	てだすけ	いばる	トリックルーム	パワーアンクル
	223-90-172-95-170-81 のんき H220 B132 D156				ふゆう
	H:16n-1 B:意地バンギラスのジュエルかみくだく＋砂2耐え    陽気ドリュウズの珠シザクロ2回＋砂1耐え HD:控えめウルガモスのジュエルさざめき耐え 　  臆病ラティオスの眼鏡流星群を2連耐え トリルを展開し、このPTの軸になるポケモン。トリル下でバンギやハッサムに上からいばれるのが強い。攻撃技に1枠しか割けないのがもどかしい。
ハッサム	バレットパンチ	アクロバット	むしくい	まもる	ラムのみ
	175-200-120-75-103-63 ゆうかん H236 A252 D20				テクニシャン
	いばラムして殴る。メタグロスと比べると、虫技の範囲（クレセバンギノオーに刺さる）と命中安定、Sの遅さが優れている（無振りローブシンより遅くなれる）反面、耐性と威嚇受けるのがデメリット。

相手に合わせてトリルを展開有無・タイミングを選ぶいわゆる砂スイッチ。と言ってもいばキー/ラムがメインの勝ち筋なのでトリルはほとんどの試合で展開する。安定感と使いやすさが抜群で、いばるを合法的に多用していけるのも強い。

初手に集中でロトムが落とされるとキツくなる展開が多く、選出や立ち回りの範囲で要改善。また、ランドロスの枠やボーマンダの持ち物は検討の余地あり。

某オフ当日に組んで開幕5連勝を決めたものの、最後は身内のカラドラン（日本晴れヤミカラス＋ジュエルソラビヒードラン）という、砂スイッチに親を殺された人しか使えない構築に分からされて決勝T進出を逃した苦い思い出がある。

選出例：クレセWロトムorマンダ @2　など

★ローテ

①カバドリ

ポケモン	わざ1	わざ2	わざ3	わざ4	もちもの
	実数値（努力値）				とくせい
	備考
カバルドン	じしん	こおりのキバ	あくび	なまける	ゴツゴツメット
	215-133-182-x-96-55 わんぱく H252 A4 B220 D28				すなおこし
	HD:4振りWロトムのハイポン耐え 　  臆病ラティオスの珠波乗り耐え S:謎個体値（最遅ユキノオーはS58） 選出率ほぼ100%。先発に出して砂を撒く。その分威嚇を食らいやすいポジションでもある。全ての要素が強力で、安心して使えるポケモン。特殊水に弱いので行動回数を重視してイトケを持たせることもあったが、ゴツメが順当に強い。
ドリュウズ	じしん	シザークロス	いわなだれ	つるぎのまい	きあいのタスキ
	185-205-81-x-85-140 いじっぱり A252 B4 S252				すなかき
	耐久が足りないので襷、陽気だと火力が足りないので意地っ張り。ドリュウズミラーは気合いで何とかする。シザクロは無振りラティオスを落とせないので注意。
ラティオス	りゅうのはどう	しんぴのまもり	サイコキネシス	すなあらし	ラムのみ
	156-x-100-182-130-178 おくびょう H4 C252 S252				ふゆう
	高火力で押していくというより、高い素早さを活かしてかゆいところに手を届かせる存在。手動砂嵐は強いけど腐る。
ハッサム	バレットパンチ	アクロバット	むしくい	つるぎのまい	ひこうのジュエル
	177-200-120-x-100-86 いじっぱり H252 A252 S4				テクニシャン
	襷などに対する貴重な先制技持ち。天候に左右されないことも相まって、剣舞を積み終えた後の抜き性能はドリュウズより使いやすいことも。
サンダー	かみなり	10まんボルト	ねっぷう	めざめるパワー（飛）	こだわりメガネ
	165-x-105-193-111-152 ひかえめ C248 D8 S252				プレッシャー
	こだわりの使いにくさを補って余りある火力で足の遅いポケモンを一掃する。 かみなりはとにかく一撃で落としたい時などにちょくちょく使っていた印象。
スイクン	なみのり	おいかぜ	ぜったいれいど	すなあらし	たべのこし
	207-x-174-110-135-102 のんき H252 B188 S68				プレッシャー
	S:4振り80族抜き ミラーや天候合戦に強い追い風に加え、最強の一貫性を誇る零度持ち。持ち物はオボンと選択。手動砂嵐は強いけど腐る。

ローテは一見ジャンケンに見えて、その実一貫性を作るゲームであり、上から殴れれば当然強い。また、交代がしづらい仕様も相まってあくびが鬼のような強さを誇るため、これらを自然に取り入れられるカバドリは当然強い。シングルでの流行にもかかわらず（層が違うとはいえ）BW2環境を含めても自分以外に使っている人はほとんど見なかったが、レートでの勝率は非常に高かった。

カバドリラティというお馴染みの並びに加え、相性のいいラティハッサムや高種族値の準伝説が並んでいること、手動砂嵐や神秘といった初見殺しのギミックを含んでいることもあり、自作の中でも特にお気に入りの構築の一つ。

選出例：カバ@3（ドリュウズは先発後発どちらもあり）

個人的にはBW2の方が対戦環境としては好きだったけど、きちんと個体を用意して構築を練って…と対戦にのめりこみだしたのはBWから。4thやGSはちょろっと触ったものの、やはりランダムマッチがなかったのが大きい気がする。（バトレボはあったけど）

DSを触っていない時間はすべてもったいないと思っていたあの頃は、ある意味青春のひとつかもしれません。