サラッと書けそうなネタとして、備忘録がてら9月に読んだ本について。
説明が楽なのでAmazon貼り付けてますが、これをクリックしたところで僕には1円も入りませんので悪しからず。
『ゴドーを待ちながら』的なプロットを思わせるところに惹かれた(読んでないけど)。群像劇からラストに至る展開は正直意外。台詞回しとかはどっちかというと舞台とかでの方が映えそうな気がする。
多分一番有名な多重解決モノ。筋がシンプルなだけに、それぞれの探偵が出す解決編の多彩さからグイグイ読める。新しい情報が後から後から出てくるのは読者にはアンフェアな感じもするけど、多分そこを気にして読むよりは全体のまとまりの美しさを楽しむべき。ラストも海外の古典的名作らしい終わり方で非常に面白かった。
星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)
- 作者: 村山由佳
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/01/10
- メディア: 文庫
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割とジャケ買いに近いところがあったので、登場人物たちの不貞さというか奔放さに割と終始ええ…ってなってた。家族・感動というようなフレーズで連想される物語というよりは、こういう愛の形もあるんだなあ、あるのかなあと思わされる話だった。
来月はもう少し読みたいです。
おわり